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Posted by ミリタリーブログ at

2008年11月08日

カナマル チャーターアームズシリーズを少しマシにしてみる

カナマル商事が販売していたガスガンです。

当時は意外と多かった、シリンダーの回らないリボルバー型ガスガンです。
製造は現在のKTWで、設計は六人部登さんです。
本体発売直前の雑誌に製作レポートが掲載されていて、「こんな人がこんな風に作っているのか」とワクワクしました。

モデルについては、有名な精神異常犯罪者「サムの息子」が使用していた事や、他に製品化例の無い機種なので記憶に残っている人も多いと思いますが、同時に実射性能の微妙さ加減も印象に残っている事でしょう。
とにかくパワーが低く、同時期のキチンとシリンダーが回るタイプのガスガンよりも実射性能が悪いというものでした。

低パワーの原因は自主規制的ななものと思われます。
当時、中高生が校内に小型のエアガンを持ち込んで授業中に発砲、なんて事件が多々あった事から、小型の製品はローパワーにすべしという業界団体内での同意があったそうです。

さて、それで終わってはつまらないので、ちょっとイジってみます。
構造上、バルブスプリングがハンマーリバウンドスプリングを兼ねており、バルブスプリングが強めのためバルブの開放されている時間が短く、ハンマーの打撃力の割りにガスの放出量が少なくなっています。

単純にバルブスプリングを弱めるとハンマーリバウンドが行われずに、一打目でガスがすべて放出されてしまうので、あわせてハンマースプリングも弱める必要があります。
ハンマースプリングがコイルではなくキック式(ヒゲバネ)なので、曲げ角度を調整して、ハンマーのニュートラル位置でテンションがほぼゼロになる程度にします。

また、ノズルが可動式でメインの機関部との接合部に隙間があり、ガス漏れがあります。
一応Oリングが挟まってますが、ノズルの可動のために隙間が多く取ってあります。
Oリングの下に薄いシートを挟みこんでかさ上げして、気密を上げてやります。

次に、ノズル・チャンバーパッキン・インナーバレル間の気密取りを。
いずれもスカスカなので、とりあえずチャンバーとインナーバレルの接合部はシールテープを巻いて締め上げましょう。
ノズルとパッキン間の気密は、パッキン径を絞るリング状の部品を追加するか、ノズル先端部を瞬間接着剤などで太らせます。

ここまで行って、ノーマルのパワー35m/s(0.2gBB弾使用)から45m/s程度まで向上します。
ついでに固定ホップを追加して(バレル上に穴を開けてAPS2用くらげを植えます)、42m/s程度に低下。
(インナーバレル長が41mmしかないので、ホップは要らないかも)
バレルを最近のものに交換すればもうちょっと上を狙えると思います。
(その後、ホップ無しにして、インナーバレルとマズルキャップを5mm程切り詰めてマズルを奥まらせてみました。口径12mmの大迫力です。)

これで、まあそこそこのお座敷銃にはなります。

*その後のチェックで、正常な状態だとパッキンが奥に行くに従い狭まっていく様になっており、トリガーを引ききった状態=ノズルが完全に前進した状態ではそこそこ満足のいく気密が取れていました。
ダブルアクションでトリガーを完全に引ききった状態だと、後述のインナー短縮+ホップ無し状態でも初速は50m/sに達しました。
ちなみに、シングルアクションよりもダブルアクションの方がパワーが出ます。
(シングルだとダブルから-2m/s程度落ちる感じ)

現在所有しているのは「アンダーカバー」と「ブルドッグ」モデルで、他にトラッカーというバリエーションがあり、バレル長・メッキ処理のバリエーションもありました。
トラッカーはデッドストックや中古で現物を見かけ事がほとんど無いので、余裕があれば一度は手にしたいものです。
(オークションでは見逃し三振が多いです…)  


Posted by たぐちやすたか at 22:14Comments(0)撤退・廃業メーカー

2008年11月06日

SP2022発売記念

SP2340/2009共通の問題点と解消法?をいくつか。

・スライドストップノッチが削れやすい。
部品の形状の問題で、あっという間にメゲます。
SP2009発売の時点で部品の形状が変更されて、ストップがかかった衝撃でノッチが変形する事はある程度解消されています。
SP2009用(現行品は共通)スライドストップレバーに交換して、レバー先端の形状にあわせてフレームに溝を掘ればアップデートできます。
押し下げ解除による変形(削れ)は各自注意の事。
M1911系でポピュラーになった、金属線の埋め込みによる対策は部品形状の為にちょっとコツが要ります。

わかりにくいですが、真鍮棒が埋まってます。

・スライド後部のレール溝に沿って亀裂が入る
原因は素材の強度、製造時の加工方法、スライド組み込み時に無理な力をかけた事など。
特に右側に亀裂が入りやすいです。
対処法は、まず亀裂の入っていない・その兆候の無い個体に出会う事、次に溝の内側に瞬間接着剤などを塗って補強する事。
接着剤の厚み分、フレーム側のレールを削るのを忘れずに。
スライドを組み込む際には、ハンマーを起こした状態でないとトリガーバーと干渉して無理な力がかかります。

・マズル部分のバレルナットがカッコ悪い
初期型の問題点で、現行品では解消されてます。
現行品用のインナーバレルと固定Oリングを取り寄せて交換しましょう。

・弾道が不安定
ホップパッキンのコンディションの悪化の他、インナーバレルの保持にガタがあり、ホップの調整を行うとガタが増えていく傾向があります。
インナーバレルの保持はバレル先端部で行われており、回転止めはアウターバレルとの勘合により行われていますが、アウター側が変形してガタが増えます。
アウターを交換するのも不毛なので、変形した分だけ瞬間接着剤などを盛ってガタを取れば良いでしょう。
昔からあまり見かけませんが、動作にあまり影響しない軽量なアルミ製のアウターバレルが存在してまして、それがあると重宝します。(おそらくZEKE製)

・動作が不安定
ノズル先端のインナーピストンの動きが悪くなっているものが多いです。
汚れやオイルの付着で動きが渋くなっている場合は洗浄、変形している場合は交換しましょう。
余談ですが、社外品のピストンユニットを組むとスライドの総重量が低下して、リコイル感が大幅に減ります。

・スライドの戻りが遅い
初期型とヘビーウェイトスライドモデルの問題で、実銃のソレを模したワッシャー状のスプリングのテンションの弱さが原因です。
現行モデル用か、社外品を組むと吉。

・組まない方がいいパーツ
KM企画のハンマーストラットは部品単体としてはすばらしいものですが、厚みを間違えているのか、組むとハンマーの動作に影響が出ます。
調整すれば何とかなりますが、かなり微妙。

・ちょっとドレスアップしてみる
部品の形状から、おそらく本来は他機種に採用されているダミーのファイアリングピンが組み込まれる予定だったと思われ、ブリーチ以降の空間に若干の余裕があります。
手元にあったアルミ製のリベット(頭径6mm、軸径3mm)を、下穴を開けて軸を切り詰めて埋め込んでやったら結構いい雰囲気です。

本当はステンレスの丸鋲がいいのですが、近所のホームセンターには売ってませんでした。
  


Posted by たぐちやすたか at 23:31Comments(0)KSC