スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ at

2011年04月22日

MGC ハイキャパの破損補修(その4)

最終回の掲載を忘れてました。
二年近く放置…?

インナーシャーシに補強を入れた事で、他のパーツにも影響が出ます。
まず、バルブロックを解除するパーツ:32が補強と干渉するので、先端の内側を若干削ります。
下側のパーツがソレです。

上側のパーツは後述のバルブノッカー(部品名:バルブハンマー)です。

順番が前後しますが、シャーシの補強をより強固にしたい場合は、パーツ:32の先端をより薄くして、その分補強版の上にとシャーシ前後を繋ぐブリッジを接着剤などで作ります。
毎度おなじみの「黒い瞬間接便利です。
わかりにくいので赤くペイントしました。


次に、ハンマー基部の左面も補強と干渉するので、0.5mm程削ります。


後は、各パーツのすり合わせを行い、スムーズに動く様にして組み立てて完成です。

補強以外の作業も少し。
バルブを押すバルブハンマーが初期タイプの場合、ハンマーダウン時のマガジン挿入による破損が再発する可能性が残りますので、後期タイプ:308~311に交換した方が良いです。
が、今となってはもう入手困難です。
MGC上野店があった頃はいくらでも入手できたのですが。

バルブハンマーの交換にあわせて、マガジンも後期タイプに加工します。
ハンマーノーズが逃げる溝を、ノコギリとヤスリで作ります。
20分もあれば出来ます。


マガジンの放出バルブは、今で言う所のKSC用が使えます。
ハンマーノーズを後期タイプに交換した場合、バルブのヘッド面積が大きく平たいものにしないと駄目です。
ヘッドが丸いものだと、ハンマーノーズが滑ってしまう事もあります。


作動性を向上させるために、スプリングをイジります。
シアスプリングが固すぎるのが作動を悪くしている一因なのですが、これを解消するには、現在は存在しない「ボンバーズ」というメーカーのカスタムシアスプリングが必要になります。
このパーツ、組むだけで見違える様に動きが良くなります。

ボンバーズ製のパーツはいずれも組んで損無しのものばかりで、スプリング関係は作動性が大幅に向上し、ノズルとピストンのセットはノーマルで0.35J程度のパワーが0.5J程度まで上がります。
ただし、アフターシュート方式ゆえの着弾の下がりは改善されません。

ハンマースプリングも5巻き程カットしてやります。
マガジンバルブを、閉鎖スプリングのテンションが低いものに交換するのであれば、さらにカットしてもOKです。

リコイルスプリングは、今の所ベストのものが提示できません。
そこそこテンションの高いものでないとスライドの戻りが悪く、収縮時の全長が平均的なガバ系のソレよりも短くないと駄目なのです。
とりあえずノーマルを4巻程カットするのが手っ取り早いです。

カスタムパーツについても少々。
キャロムショットが販売していた(まだメーカー在庫があります)シアとハンマーですが、スムーズに動く様にするにはちょっと調整が必要です。



長々と修理方法を書きましたが、唯一のモデルアップと、ズッシリとした重さが魅力のこのモデル、オークションなどでは運が良ければ¥2,000程で手に入るので、数が増える一方です…。  


Posted by たぐちやすたか at 01:11Comments(3)MGC