2008年11月06日

SP2022発売記念

SP2340/2009共通の問題点と解消法?をいくつか。

・スライドストップノッチが削れやすい。
部品の形状の問題で、あっという間にメゲます。
SP2009発売の時点で部品の形状が変更されて、ストップがかかった衝撃でノッチが変形する事はある程度解消されています。
SP2009用(現行品は共通)スライドストップレバーに交換して、レバー先端の形状にあわせてフレームに溝を掘ればアップデートできます。
押し下げ解除による変形(削れ)は各自注意の事。
M1911系でポピュラーになった、金属線の埋め込みによる対策は部品形状の為にちょっとコツが要ります。
SP2022発売記念
わかりにくいですが、真鍮棒が埋まってます。

・スライド後部のレール溝に沿って亀裂が入る
原因は素材の強度、製造時の加工方法、スライド組み込み時に無理な力をかけた事など。
特に右側に亀裂が入りやすいです。
対処法は、まず亀裂の入っていない・その兆候の無い個体に出会う事、次に溝の内側に瞬間接着剤などを塗って補強する事。
接着剤の厚み分、フレーム側のレールを削るのを忘れずに。
スライドを組み込む際には、ハンマーを起こした状態でないとトリガーバーと干渉して無理な力がかかります。

・マズル部分のバレルナットがカッコ悪い
初期型の問題点で、現行品では解消されてます。
現行品用のインナーバレルと固定Oリングを取り寄せて交換しましょう。

・弾道が不安定
ホップパッキンのコンディションの悪化の他、インナーバレルの保持にガタがあり、ホップの調整を行うとガタが増えていく傾向があります。
インナーバレルの保持はバレル先端部で行われており、回転止めはアウターバレルとの勘合により行われていますが、アウター側が変形してガタが増えます。
アウターを交換するのも不毛なので、変形した分だけ瞬間接着剤などを盛ってガタを取れば良いでしょう。
昔からあまり見かけませんが、動作にあまり影響しない軽量なアルミ製のアウターバレルが存在してまして、それがあると重宝します。(おそらくZEKE製)

・動作が不安定
ノズル先端のインナーピストンの動きが悪くなっているものが多いです。
汚れやオイルの付着で動きが渋くなっている場合は洗浄、変形している場合は交換しましょう。
余談ですが、社外品のピストンユニットを組むとスライドの総重量が低下して、リコイル感が大幅に減ります。

・スライドの戻りが遅い
初期型とヘビーウェイトスライドモデルの問題で、実銃のソレを模したワッシャー状のスプリングのテンションの弱さが原因です。
現行モデル用か、社外品を組むと吉。

・組まない方がいいパーツ
KM企画のハンマーストラットは部品単体としてはすばらしいものですが、厚みを間違えているのか、組むとハンマーの動作に影響が出ます。
調整すれば何とかなりますが、かなり微妙。

・ちょっとドレスアップしてみる
部品の形状から、おそらく本来は他機種に採用されているダミーのファイアリングピンが組み込まれる予定だったと思われ、ブリーチ以降の空間に若干の余裕があります。
手元にあったアルミ製のリベット(頭径6mm、軸径3mm)を、下穴を開けて軸を切り詰めて埋め込んでやったら結構いい雰囲気です。
SP2022発売記念
本当はステンレスの丸鋲がいいのですが、近所のホームセンターには売ってませんでした。
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Posted by たぐちやすたか at 23:31│Comments(0)KSC
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