2009年06月11日

タナカ ブローニングハイパワー(ちょっとだけ)

非常に調子の悪い、というかまったく一回も動作しないタナカ製 ガスブローバック ブローニングハイパワー(ミリタリーHW)をしばらくイジっていて気が付いた事です。

不調の詳細ですが、マガジンをそこそこ温めた状態で(もちろんマガジンが冷えていても動作しません。)、普通にトリガーを引いてハンマーダウンすると、発射・ブローバック動作に至らずガスをすべて放出してしまうというもの。
ちなみにそのマガジンを他の機種(Mk3ヘビーウェイト)と組み合わせると動作します。

ガスを入れずに動作させて様子をうかがっていて、原因らしきものに気が付きました。

この製品は実銃同様に、スライド側に設けられたシーソー状のトリガーバー(シアーバー)を、前側を押し上げて後ろ側でシアを動かす形式になっていますが、トリガーでトリガーバーを押し上げると何とスライドもいっしょに持ち上がっているではないですか!
こうなると、マガジンとシリンダーの間に隙間が出来てしまう為、作動に至らないのも当たり前です。

タナカ製品はABS樹脂の収縮を前提に金型を作るらしく、収縮の少ないヘビーウェイトモデルではスライドとフレームの結合にガタがある事が多いです。
(レールは機械加工で彫っているので、そんな事は起きにくいと思うのですが)

とりあえず、スライドの上下のガタを取れば解消できるかなと考えています。




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Posted by たぐちやすたか at 11:07│Comments(2)タナカ
この記事へのコメント
はじめまして。
最近BHPミリタリーを購入しました。動作、性能はやはりいまひとつですが、無骨な感じと独特のリコイルの重さが気に入っています。
さて、ですがやはり煮詰めていきたいなと思うのですが、いい方法、パーツご存知ありませんか?重量と精度を上げたいのです、、、
Posted by bangbang at 2009年08月17日 11:27
レスポンスが遅すぎてすみません。
タナカ製ハイパワーはマガジンとシリンダーとの接合が甘い事がすべての不調の原因だと思いますが、構造上解消が難しいですね。

精度と重量のアップですが、絶版ながらKM企画のTNバレル付アウターバレルがおすすめです。
低温時の動作が悪くなりますが、フロントの軽さが解消されていいと思います。
(刻印とマズルの処理がカッコ悪いという声もありますが…)

また、最近クラフトアップルさんがウェイト入木製グリップを製作されています。デザインがクラシックなものなので、もうちょっと近代的なものが出ないかなと期待しています。
Posted by たぐちやすたかたぐちやすたか at 2010年03月31日 01:10
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