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Posted by ミリタリーブログ at

2011年01月23日

AN94の事、やっと理解できました

ロシア連邦軍新制式…と言われるAN94、通称アバカンorニコノフですが、その最大の特徴と言われる「フルオートの最初の二発のみ高回転なのでその二発の弾道がほぼ同一になる」というのがどうも理解出来ていませんでした。

内部構造を解説する際に「プーリーを使ってボルトの最後退前に給弾準備が出来ている」と説明されますが、結局二発目を装填するのはそのボルトなので、その機構の意味がよくわからなかった訳で。

その機構の事は一度忘れて、「射手に反動が伝わる前に二発を撃ち出してしまう」という現象から構造を再考してようやく理解できました。

レシーバー内に機関部を独立したブロックとして有していて、その機関部が後退しきる(射手に反動が伝わる)前にボルトが往復を済まして二発を発射するという事だったんですね。
そのサイクルを実現する際にネックとなったのが、ボルトがマガジンから弾を押し出す際の抵抗で、その抵抗を無くすために、あらかじめ次弾をマガジンから抜き出しておくのに必要だったのがそのプーリー機構であったと。

つくづく複雑な機構ですなぁ。

最初に聞いた情報から想像したのは、ボルトが後退する勢いを使ってプーリーとワイヤーを介して、「第二のボルト」を前進させて給弾・発射を行う…というものでした。
大昔に、並列したボルトが交互にひとつの銃身を使って発射するという奇怪なメカがありまして、その類なのかなと。  


Posted by たぐちやすたか at 22:48Comments(4)雑談

2010年11月20日

マルイ デザートイーグル(旧型)のストローク延長

東京マルイ製ガスブローバックガン デザートイーグル50AEのスライドストロークを延長、スライドストップ位置も下げてみました。

加工対象は旧型なので、現行モデルで可能かどうかはわかりません。
何故旧型かと言いますと、約15年前の購入当時に構想だけしてあったのを、最近実行した為です。
また、現行型で省略された部品が必要という理由もあります。

マルイ製デザートイーグルは、同時期に発売されたウェスタンアームズ製と比べてスライドストロークが20mmも短く、リアルさにおいては完全に劣っていました。
リコイルの強さ、実射性能の良さ、耐久性で圧倒していたためにセールス的に勝利して今に至るわけですが、マルイ製を選んだ者としては若干のコンプレックスになっていたりします。

さて、加工によってストロークを延長しますが、ウェスタンアームズ製や実銃の約80mmという数値にはやはり及びません。
約74mmが物理的な限界でした。(スライドストップ位置では約70mm)
その理由はブリーチ下面の長さで、それ以上スライドが下がるとハンマーがブリーチ内に落ち込んでしまう為です。
ハンマーの起き角を増やす事が出来ればさらに延長可能ですが、さすがにシアとハンマーを作る事は無理なので…。

加工は簡単、基本的にリコイルスプリングの圧縮長を詰めるだけです。
メーカー不明のテンションを150%程度アップしたスプリングをカットして、圧縮した時点での長さが15~6mm程度になるようにしました。
ノーマルのスプリングだと、圧縮長をその長さにするとスライドが閉鎖しきらなくなります。

次に、シリンダーから前方に生えている腕の先端にある突起を削ります。
この突起が、スライドの後退量と、スライドが下がった時点でのシリンダーの位置を規定しています。
後者は、ホールドオープン時のボルトフェイスの突き出し量を決めるもので、無くす事でシリンダーが完全にブリーチに収納されてしまい、リアルさは失われます。

これでとりあえずスライドストロークは伸びました。
↓コレがノーマルのストップ位置。


↓コレが変更後。

シリンダーをブリーチ側に引き戻す(ノーマルでは「押し戻す」構造です)スプリングを、現行モデルを参考に追加します。
スプリングは、模型のディテールアップ用2.5mm径を使いました。(いわゆるガンプラの動力パイプに使うアレです)
このスプリングの遊びを多めに取っておけば、先述のシリンダーの引き込みが若干改善されます。(指で押すと引っ込みますが)

先述の、「現行型で省略された部品」ですが、これは「シリンダーを押し戻す」部品一式で、かなりのコストダウンになっていると思います。
ただ、コレが無いとスライドの後退量を制限する事が出来ず、ハンマーがブリーチに落ち込んでしまう事になります。
現行モデルも何かバッファーのような部品を追加すれば解消できると思いますが、未検証です。

最後に、スライドストップ位置を変更します。
元の切り欠きをABS樹脂板を接着して埋め、新しく切り欠きを作ります。
ノーマルではインナーシャーシにスライドストップが引っかかる構造になっており、耐久性を高めるようになっていますが、この構造は死にます。

赤いラインが元のストップ位置。
シャーシの切り欠きに注目。


赤い範囲が元の切り欠きです。


切り欠きの位置ですが、実銃は刻印のSの字の下あたりに引っかかるようになっていますが、これは無理なので、Lの字の下あたりにします。
ABS樹脂板をしっかりと接着していないと、スライドストップがかかった衝撃ではがれてしまうので注意を。
ストップレバーの先端が、ABS樹脂板ではなく元のスライドの部分に引っかかるように、少々深く削ってやれば大丈夫です。
スライドストップの解除は、もちろんスライドを引きながら行うようにします。

これで工作は終了です。
スライドストップ位置が15mm程下がっただけですが、大きく開いたエジェクションポートは、なかなかの迫力です。
  


Posted by たぐちやすたか at 22:29Comments(0)東京マルイ

2010年10月21日

KSC STI 負圧バルブ化

KSC 製ガスブローバックガンSTI EDGEのレースメカバージョンを負圧バルブ化してみました。
特に意図は無いのですが、ノズル内の空間が広がる事で初速や弾道にどのような影響があるのか確認できれば良いかなと。

ちなみに、初期型(リアルメカ)と海外で販売されているKWA版は負圧バルブ式になっています。

作業内容ですが、ノーマルパーツの「インナーピストン」を加工してフローティングバルブを作成、組み込むだけです。


まず、インナーピストンの後部に穴を開けます。
インナーピストンの後方からではなく、前方からドリルを立てると楽に出来ます。
穴径は1.8mmで、2mmのタップを立てます。
素材は真鍮なので、ピンバイスとハンドタップのみで20分程で作業は完了しました。

2x4mmの皿ビスでワッシャーを取り付けます。


バルブを後方に押すスプリング(フローティングバルブスプリング)は適当なもので。
フローティングバルブの重量は軽い方が良かろうと思い、長さも詰めました。


インナーピストン(フローティングバルブ)の固定方法はノーマルと同じです。
後ろから押し込んで閉じた状態で、前から息を吹き込んで大きな漏れが無いか確認します。
少々の漏れは問題になりません。

ピストンに内蔵されているインナーピストンを後ろから押すプランジャーとスプリングは取り外し、4x4mmのイモネジをネジ込んで蓋をします。

後は部品を元通りに組んで完成です。

作動させてみた所、マズルから発射用ガスを噴き出しながらノーマルと変わらない勢いでスライドが動作しました。
成功です。

初速ですが、S2S製0.2gバイオBB弾使用で、70~75m/s程度でした。
PDI製01インナーバレルを組んでいるので、その影響もチェックしないと駄目ですね。
フローティングバルブスプリングが非常に弱いものなのも影響を出しているでしょう。

フローティングバルブの内径が細く、ガスの流量があまり多くなさそうなので、これ以上の初速アップは難しそうです。

もろもろのチェックはまた後日…。  


Posted by たぐちやすたか at 23:36Comments(0)KSC

2010年09月28日

まぼろしのSTI(その2)

以前に話題にしたSTIエッジの未発売バージョン、なんだかんだで入手しました。
前オーナー様のご好意と幸運のめぐり合わせに感謝!

外観に関しては量産品とまったく同じなので割愛。

ひとまずメモ的なネタをいくつかアップ。
量産品との最大の違いであるシリンダーとノズル。

シリンダーとノズルが完全に分離していて、独立したガスルートを有します。
発射用ガスは中央の穴から、スライド後退用ガスは両脇のスリットに供給されます。

スライドが後退しはじめるとバレルも連動して後退、バレルの後退にあわせてノズルも後退します。

シリンダーの位置はそのまま。

ガスルートパッキン内には、発射用ガスをストップさせるフローティングバルブが収まっています。

これは、少し先に発売されたマルゼン製P99(PPK/Sの方が先だったか?)の影響を受けています。
というかパクリ。

ガスブローバックガン史上最も複雑と思われるマガジン。
プレス製ケースの内部でガス室が上下に分かれており、それぞれが気密されています。
ガス注入時点ではマガジン下部にしか注入されません。
銃にマガジンを挿入する事で上部とのルートが開かれ、上部は気化室として機能します。

マガジンチェンジ後の最初の一発に液状ガスを噴かない様に、液状ガスが極力上部に入らない様になっています。
これは、先にWA製品に採用されたNLSに影響を受けていると思います。

雑誌などでは、マガジンを挿入する際に(上下タンクを接続するための)力が要り、違和感があると書かれていましたが、個人的にはあまり気になりませんでした。

バレルユニットの構成。
量産品に在るバレルロックが先端まで延びてインナーバレルを保持、量産品のインナーが前後に動く機能は無く、上下に動くのみです。

バレルロックのため、バレル全体が量産品よりも重く、作動の負担になっています。
量産品はバレルロックを短縮して、その分をスプリングに換えて軽量化しています。

シリンダー上部にはノズルの抜け止めパーツが埋め込まれています。
ステンレス?削り出し製で手間のかかった部品ですが、イベントでの目撃談ではプラ製パーツだったと聞きますので、強度アップのために変更されたか、プラ部品が作られる前の試作部品なのかもしれません。

リアサイトは、量産品よりも構造がシンプルです。
エレベーション用のスプリングが、エレベーションスクリューのプランジャーにもテンションを与えています。

シンプルでいい構造だと思うのですが、量産品の構造の方がスクリューのクリック感が強く、安心感があります。

その他はほぼ量産品と同じです。
フレームに量産品のスライドとマガジンを組み合わせても作動します。
スライドとアウターバレルに、未発売版のパーツを組んでも作動します。

作動は量産品の方がしっかりしています。
バレルを軽量化したら良くなる可能性はあります。
(これを書いているのは深夜なので試射による検証が出来ません)

修理がきかないものですので、あまり凝った事は出来ませんが、出来るだけ快調にしてあげたいですね。  


Posted by たぐちやすたか at 02:04Comments(0)KSC

2010年09月25日

月刊GUN誌に載りました

月刊GUN誌11月号の、ウェブリープロジェクト記事にて拙作を掲載していただきました。
他の皆様の作品と比較すると、ひねりのないプラ板細工なのですが、写真写りは良くて胸をなでおろしました。
他の作品は、アイデア・技術・経験が盛りこまれたすばらしいものばかりで、会場では非常に肩身が狭かったです(汗)

なお、紹介文中で「後部が5mm長い」と記述されておりますが、掲載された画像は修正版となっております。
5mmの短縮のおかげで内部メカの再現も道筋が付いたので、手元に戻って来たらコツコツと改修を進めたいと思います。  


Posted by たぐちやすたか at 01:28Comments(0)雑談

2010年07月11日

東京マルイ G18C

画像無しでスンマセン。
久々に気になる新製品だったので試射しました。
KSC製品とも比較してみました。

リコイルは質の違いもありますが、スライドが軽くて往復の早いKSCの方が好みです。
フルオートのサイクルも、ほぼ同環境でKSCの方が早かったのが意外でした。
燃費もKSCの方が上かも?

ただ、耐久性はマルイの方が上でしょう。
パーツの形状や作動に余裕がある印象で、例えばセレクターを固定するプランジャー(スライド後部に頭を出しているピンですね)がダミーであったり(KSCはここが弱点のひとつ)、フルオートシアもかみ合わせの面積が広く動かすのに必要な力も少なく済む様に設定してあります。

実射性能は言わずともマルイですね。

これから買うならマルイで決まりでしょう。

自分は中古市場で相場の下がったKSCを狙いますが’(笑)


余談ですが、某巨大掲示板に出没する「長文先生」が自分なのではないかというメールをいただきましたが、違いますんで(汗)  


Posted by たぐちやすたか at 11:57Comments(0)新製品

2010年07月05日

お前もマグプルに染まれ

MAGPUL製のハンドガード・グリップ・ストックは、老朽化したAR-15(市販品とか警察の備品ですな)の外装のアップデート用として人気があるそうです。
他社製品がいかにも軍用なデザインなのに対して、スポーツ用品的なデザインがウケた理由なのだとか。

という訳で、MGC製M725をMAGPULモードに染めてみました。
レプリカパーツでですが。

バレルが細く、リアサイトやピボット周辺がA2以前のデザインで、M4カービン未満なスタイルが古風でいいかと。
とか言いつつ、キャリングハンドル周辺をMAGPULな雰囲気にするパーツを探しています。


グリップの装着には加工を要し、内側をレシーバー側の幅に合わせて荒目のヤスリで30分ほどダラダラと削り、固定スクリューが通る穴をズラしました。
トリガーガードも穴位置を約3mmズラさないと駄目でした。

あと、ハンドガード固定リングの所のスプリングがノーマルは弱すぎるので、ハリケーン製のキツいものに換えました。これでMGC製品の欠点であるフロントのグラグラ感がかなり減ります。


マガジンは電動ガン用ですが、大抵のものは太すぎて入らず、なんとか収まるものを見つけるのに随分と時間がかかりました。
ユニットからマガジンまで、パイプを組み合わせてバイパスを付けてあります。


ストックは、ガス供給ホースが接続される位置まではすんなり通りますが、それ以降はストック内側を1mmばかり削る必要があります。
グリップ内タンクを生かすと外観が崩れるので、延長したホースを底板の隙間から逃がして外部ソース限定にしました。
近いうちに小型タンクを自作して内蔵する予定ですが。


この画像を撮った後に、ハウジング部にネバークィットグリップを付けてやりました。
気が向いたらASAPも付ける予定です。
ボルトキャッチはダミーなので、B.A.Dは要らないかな。  


Posted by たぐちやすたか at 02:01Comments(5)MGC

2010年06月20日

まぼろしのSTI

もう10年以上前の話になってしまいましたが、KSCのSTIエッジには、公表されながら発売されなかったバージョンがありました。
下の図面を見るとわかると思いますが、マルゼンの「アドバンスシュート」とWAの「NLS」に似た構造を有しています。


何故今突然この話題を持ち出したかと言いますと、発売はされなかったものの、流通や出版関係に数十個が配布されたものが在り、それを偶然に入手した方からのメールをいただいた為です。

おそらく最初に手に入れたのは先述の流通か出版関係の人で、その次に入手した人はその正体を知らずに、単なる初期モデルとして使い倒した後にジャンクとして手放してしまったようです。

世に出た総数はわかりませんが(当時KSCに在籍していた方によるとせいぜい30個程だとか)、現存するものが大事にされる事を願ってやみません。
縁あれば、自分も是非とも手にしてみたいものです。  


Posted by たぐちやすたか at 22:44Comments(0)KSC

2010年03月31日

ハドソン マッドマックス

高校の時に(22年前だ)友人の山本君が持っていて、非常にうらやましかったハドソン製マッドマックス(エアポンプシェル版)をついにゲット。
ガスシェル版やモデルガンは入手寸前までいきつつ何となくスルーしていましたが、ジャンク扱い品に遭遇して陥落しました。

表面的には樹脂パーツが多いですが、見えない部分の金属部品の比率がかなり多く、片手で構えるにはちょっとツラい重量があります。


小傷だらけだったので、研磨スポンジでひと皮むいて、トビカのトップガードで塗装。
ウッド調部分も荒めの研磨スポンジで荒らして、インディのクリアパーカーで処理。


エアポンプ入りシェルは、耐久性が低く暴発も多かったため、発売後しばらくして絶版になったと記憶しています。
画像の様に、ヘッドスタンプの「HUDSON」の文字が左に来た状態でないと発射できません。
視覚的にわかりやすくするため目印として赤線を引いています。
シェルの底にある長方形の部品はシアで、トリガーに連動したプッシュレバーがシアを押してコックされたピストンを開放します。

エアポンプ入りシェルによる初速は0.2gBB弾一発撃ちで45~55m/s程度。
バラつきの大きさの理由は、シェル内でのBB弾のホールド位置の問題だと思います。
インナーバレルがプラ製のルーズなものなので、今時のタイトなものに交換すればもうちょっと上が狙えるかも?
スプリングがかなり強いものなので、インナー交換でアップした分をスプリング交換で弱めて、耐久性向上を狙えないかと思っています。

あまり意味は無いのですが、簡単にフィールドストリップが可能です。

メーカーのハドソン産業が廃業した事で現在は入手難ですが、金型を引き取った他のメーカーによる再生産が待たれます。

KJワークス製の全金属製コピー品が存在していますが、どの程度の実力なんでしょうかね?

おまけ
マッドマックス日本版主題歌という謎のソング。
歌うは戦闘メカ ザブングル/キン肉マン/宇宙刑事ギャバンなどでおなじみの串田アキラさんです。
幼稚園で一緒だった兼子君がなぜかEPレコード盤を持っていてよく借りて聞きました。
  


Posted by たぐちやすたか at 00:26Comments(1)撤退・廃業メーカー

2010年03月05日

KSC P226Rのマガジンキャッチ周辺の破損の原因

KSC製P226Rのウィークポイントとして挙げられる、マガジンキャッチのプランジャーがフレームを突き破るという破損症状ですが、何となく理由がわかったので書きます。
発売当初にミリブロ内で指摘・改善している方も居られたのでイマサラ感はありますが、その内容に無い点にも気が付いたもので。

まず、そもそもフレームの当該部の厚みが1.5mm程度しか無いのが原因なのですが、きっかけはマガジンキャッチがかかった際の衝撃だと思われます。
マガジンをフレームに差すと、マガジンによってマガジンキャッチが横方向にスライドします。
マガジンがキャッチがかかる位置に届くと、マガジン側のノッチにマガジンキャッチがはまり込んでロックされます。
その際に、パチンと勢い良くマガジンキャッチが復帰するため、マガジンキャッチのプランジャーがフレームの内側を叩いて、やがて突き破ってしまいます。

自分は、マガジンキャッチを押しながらマガジンを差すクセがあるので、幸いにしてこの破損には遭遇していないのですが、中古品で何度も破損品を見た事があるので、結構発生率が高いのではないかと思います。

現在流通しているものは、マガジンキャッチスプリングを弱めて対処しているようです。
もしかするとフレーム内側の肉厚も増しているかもしれません。

もう少し魅力的なバリエーションモデルが発売されたら、購入して比較したい所です。
↓こんなのとか。
P226E2

実銃用グリップが付かず、特にイジる箇所も少ないので、いまいち地味なKSC P226Rでありました。


[追記]
タナカ製モデルガンが取っている構造が破損防止になりそうなので、後日検証したいと思います。
要は、マガジンキャッチのボタン側の後方の、グリップで隠れる部分に補強部品を仕込むというもので。  


Posted by たぐちやすたか at 23:26Comments(0)KSC

2010年02月15日

生きてます

昨年末あたりから、ご時世に流されて長物ガスブローバックにハマってます。
WAは知人がやってるのでWE SCARとかコバM4とかをサワサワしてます。
お金払ってパーツをポン付けするだけで、大した事やってないので更新もさっぱりな訳で。

あと、情報を求めて久しぶりに行った2chで叩かれてて凹んだり。
アンタ、相手は俺じゃないですよ…。  


Posted by たぐちやすたか at 01:55Comments(0)雑談

2009年10月05日

MGC M16のナニ(小ネタ)

ブログ放置中に、MGC M16ガスガンの改良に関わったという方からアドバイスをいただきまして、
総論として「とにかく気密を上げると調子が良くなる」との事でした。

一番効果がテキメンなのは、メインバルブ前面に使われているキャップ状のパッキンを
後期製品に倣って汎用のOリングに交換する事で、これだけで初速が5%程度アップとか、ビックリ。

後は、機関部後部の気密用Oリング追加と、ノズル後退開始タイミングの遅延だそうで、こちらは
少し慎重に作業を行なわないと駄目っぽいですね。  


Posted by たぐちやすたか at 01:55Comments(0)MGC

2009年10月04日

MGC M16のアレ(まだやってます)

ちょっと気が楽になったものの、また月末に向けて過酷な仕事が発生して戦慄のブルーな今日この頃です。
時間が出来たので、MGC M16ベースのM4にMagpul ASAPなぞ組んでみました。
(画像はありません)
使用したのは中国製ASAPコピー品(WA用)とMS2素スリング(偽)。

MGC M16ガスガンはストック基部の構造が特殊で、まずガスタンクをレシーバー内のシャーシにネジ込んで、そのタンクを実銃で言う所のバッファーチューブロックで締めて固定、次にバッファーチューブを差し込んで、最後にガスタンク後部のキャップでバッファーチューブを固定します。

ガスタンクの固定は、M16A1などの固定ストック系では実銃同様薄いナットとなっているのでそれを利用して、バッファーチューブロック(ストックナットとかパイプリングとか言いますね)はG&P製のものに変えてカッコ良くしようと思ったものの、バッファーチューブ側のネジピッチに合っていなくて断念。
元々ネジの機能の無いモールドだから無理か。

そもそも何故ASAPを装着しようと思ったかと言うと、ふと目にした中国製ASAPに、MGCガスガンの特徴であるバッファーチューブ下のガスチューブを逃がすのにピッタリの切り欠きがあったからです。
こういうのは本末転倒とは言わないですよね。何て言うんだ?

さて、何だかんだで結局はノーマルの古臭い形状のバッファーチューブロックで挟み込んで固定して完成です。
ちっとも工夫の無い結果に終わりました。トホホ。

こうなると、その他のパーツもマグプル的な何かにしたくなりますね。  


Posted by たぐちやすたか at 01:34Comments(0)MGC

2009年08月05日

MGC ハイキャパの破損補修(その3)

補修作業の最終段階です。
補強用素材のステンレス板と切り出し用工具のPカッターです。
Pカッターはプラスチック用なのですが、何とかなります。
金属製定規も必須です。
切り出すサイズは15x7mm程で、針でけがいた跡をPカッターでカシカシと地道に彫っていきます。
画像ではすでに一枚切り出してますね。

100回程くりかえせば、後はひねるだけでパキリと外れます。

切り出せたら、完成時の位置を想定して先に切った溝に差し込みます。

大体こんな位置になります。

位置を決めたら、ハンマーピンをガイドにして折れた部品を瞬間接着剤で固定します。
接着時にグリッププライヤーなどの工具を使って圧力をかけるとよりしっかりと接着できます。

接着出来たら、溝から取り外して裏側から固定用ネジの下穴を開けます。
ピンバイスで慎重に穴を開けます。

下穴を開けたらネジをゆっくりとネジ込んでいきます。

ネジ込み完了です。
実は一度ネジ頭が取れてしまい、その下にもうひとつ穴を開けてやりなおしています。
失敗した箇所も一応補強にはなっているので結果オーライとします。

補強板への部品の固定が済んだら、溝に差し込んで瞬間接着剤で固定します。
前側もネジ止めした方が良いのでしょうが、先に作ったものが500回程動作させても外れていないのでとりあえずいいでしょう。

この後、中間の黒く塗った箇所やその他の不要箇所をリューターで削って完成です。
次の更新で完成です。  


Posted by たぐちやすたか at 00:12Comments(0)MGC

2009年07月30日

MGC M16の性能向上について

ハイキャパの件は耐久試験中なので次回に。

MGC製ガスガンのM16の件について。(まだやってます)
以前に、インナーバレルの長さがあり過ぎ?と書いた様な気がしますが、ふと思い立って機関内部の容積を概算してみて、そこから理想のインナーバレル長を推測してみた所、50~100mmという雰囲気になりました。
発射用ガスの放出開始以後に機関部に流れ込むガスがあるので、プラスはあると思いますが、ノーマルの280mmからすると恐ろしく短くなります。
こうなるとハンドガン程度の性能しか期待出来なくなりますね。

大昔のアームズマガジンに、一度の動作に必要なエアの量のデータが掲載されていたので、そちらを調べて再度推測してみたいと考えています。

最期は1cmづつカットしては計測…という事になると思いますが。  


Posted by たぐちやすたか at 03:07Comments(6)MGC

2009年07月15日

MGC ハイキャパの破損補修(その2)

折れたシャーシの欠片を元の位置に再固定します。
完全に固定出来ればいいのですが、鋳型成型の亜鉛合金は溶接などが困難なうえに、破断部分の面積が1x2mm程度しかかないので、補強を入れます。

シャーシ裏側に切り込みを入れ、0.3mmのステンレス板を差し込んで接着剤で固定します。
赤いラインに切り込みが入っています。
線の引き方がマズくてわかりにくいですが、垂直方向に切り込みます。




深さは、シリンダーに切り込まず、シャーシの強度を落とさず、しかし浅すぎずという加減で。

そのステンレス板に欠片を貼り付けます。
0.3mm程度では左右方向への強度が不足しますが、欠片部分が前後方向に動かなければ問題ありません。


シャーシは一旦置いておいて、フレーム側の補強を。
まず、破断部分を接着します。
事例では欠けて失なわれた箇所もあったため、盛り上げの出来る接着剤で復元します。
WAVEの黒い瞬間接着剤と硬化促進スプレーを使えば30分かからずに完了します。
これだけでは強度が不足するので、シャーシと同様に0.3mmステンレス板で補強します。

フレームの赤線で示した箇所に、極薄ノコギリで切り込みを入れて、ステンレス板を差し込んで接着します。
該当部分の肉厚が1.5~2mm程度なので、歪まないように慎重に行って下さい。


はみ出した箇所は削り取ります。
ダイヤモンドヤスリで削るのは非常にかったるいので、電動リューターでガリガリ削りましょう。
下側にも補強を入れたいのですが、無くても大丈夫そうなの今回はスルー。

大体で、青く示した範囲にステンレス板が入っているのが理想です。
実際はこの2/3程度ですが。

表面仕上げは耐久試験後にしましょう。

続く  


Posted by たぐちやすたか at 20:28Comments(0)MGC

2009年07月11日

MGC ハイキャパの破損補修(その1)

MGC製ガスブローバックガン キャスピアン ハイキャパシティの初期型に100%発生する致命的ダメージの補修方法です。


独特の外観とシャープな造形、ズッシリとした手応えが魅力的な製品です。
M1911系用ハイキャパシティフレームの極初期のモデルのため、45ACPではなく9mmパラと38スーパーを念頭において設計されており、マガジンは後のパラオーディナンスやSTIよりも細いものになっています。
しかしながら、グリップの太さはかなり太めです。


あきらかに設計のミスで、ハンマーダウン時にマガジンを押し込むと、マガジン上部に押されたバルブノッカーの行き場が無くなり、インナーシャーシ左後部の付け根が折れます。
正常に使用するとしてもマガジンの挿入の際に最後にグッと押す必要があるため、説明書をしっかり読んで使い方を理解していてもうっかり破壊してしまいます。

本来はこんな感じですが、


こんな風に折れます。

シャーシが折れると、フレーム左後部のサムセフティ裏側部分に同様の負担がかかる他、ハンマースプリングのテンションもかかる為、割れます。
これでこの製品は一巻の終わりです。

赤いラインのあたりで割れます。

余談ですが、実銃でもフレームの強度に問題があるようで、ネット上に各部にビシビシと亀裂の入った画像がアップされていました。


初期製品で破損が多発したため、強化型のインナーシャーシと先端可動式バルブノッカー&対応マガジンが開発されましたが、その時点でこのシリーズの評価は地に落ちていました。

発射&ブローバックメカを改良して、バリエーションも多数発売され、ガバファン待望のM1911A1も発売されましたが、根本的な設計の古さの縛りから脱する事が出来ず忘れられていきました。


さて、とはいえこのスタイルでは唯一のトイガン化なので、コレクション用としては見逃せない存在感があります。
そこで、かなり難易度の高い方法ですが、稼動可能状態まで修復を試みます。

修復の難易度が高い理由は、破断部分の断面積が狭いうえに各種スプリングのテンションが複雑にかかる箇所のため、接着での補修では耐える事が出来ないためです。

余談ですが、他の方が行なった補修例では、サムセフティを無くしてその部分に補強部品をあてがい、セフティは何とクロスボルト式のものを新設したというものを見た事があります。凄すぎ。


必要な工具・素材
・エッチングソー(極薄ノコギリ)…ハセガワ製の模型用工具を使いました 樹脂部分を切ります
・レザーソー…ピラニア鋸といった名で売られている薄刃のノコギリ 亜鉛合金部分を切ります
・0.3mmステンレス板…補強に使います
・金属用カッター…ステンレス板をキレイに切れる工具なら何でも
・電動リューター…ステンレス板を削れる気合のあるモノを
・強力な接着剤…亜鉛部品とステンレス板を接着します 気合の入ったものを
・金属に食いつくパテもしくは盛り上げ可能な接着剤 WAVE製の「黒い瞬間接着剤」を使いました
以下は必要なら
・極小ビス…1x2mmの皿ビス 補強に使います 無くても耐えるかも
・ピンバイス…0.9mmとか 上記のビスの下穴開けに

作業内容
・折れた箇所にステンレス板をインサートして補強します。
・接着のみでは不完全ですが、亜鉛合金はハンダ・ロウ付けなどがほぼ不可能、樹脂部分も接着では強度不足なので、各部にノコギリで溝を掘ってそこにステンレス板を差し込んで強度を上げます。
・可能であればビスを立てて補強します。

(続く)  


Posted by たぐちやすたか at 00:46Comments(0)MGC

2009年06月11日

タナカ ブローニングハイパワー(ちょっとだけ)

非常に調子の悪い、というかまったく一回も動作しないタナカ製 ガスブローバック ブローニングハイパワー(ミリタリーHW)をしばらくイジっていて気が付いた事です。

不調の詳細ですが、マガジンをそこそこ温めた状態で(もちろんマガジンが冷えていても動作しません。)、普通にトリガーを引いてハンマーダウンすると、発射・ブローバック動作に至らずガスをすべて放出してしまうというもの。
ちなみにそのマガジンを他の機種(Mk3ヘビーウェイト)と組み合わせると動作します。

ガスを入れずに動作させて様子をうかがっていて、原因らしきものに気が付きました。

この製品は実銃同様に、スライド側に設けられたシーソー状のトリガーバー(シアーバー)を、前側を押し上げて後ろ側でシアを動かす形式になっていますが、トリガーでトリガーバーを押し上げると何とスライドもいっしょに持ち上がっているではないですか!
こうなると、マガジンとシリンダーの間に隙間が出来てしまう為、作動に至らないのも当たり前です。

タナカ製品はABS樹脂の収縮を前提に金型を作るらしく、収縮の少ないヘビーウェイトモデルではスライドとフレームの結合にガタがある事が多いです。
(レールは機械加工で彫っているので、そんな事は起きにくいと思うのですが)

とりあえず、スライドの上下のガタを取れば解消できるかなと考えています。  


Posted by たぐちやすたか at 11:07Comments(2)タナカ

2009年06月05日

KSC STI システム7 補足

先の書き込みで、STI純正グリップが付かないと書きましたが、小加工で取り付け出来そうです。

具体的には、トリガーガード前の結合部分の寸法が変わっていて、少々頑丈になっています。
シャーシ側から生えている突起の横幅が増しているだけで、結合スクリューが通る穴は同じです。
他は、マガジンの出し入れがキツいかなという程度で。

ついでに触れておくと、新金型のグリップは前側が若干厚い印象で、そのあたり不満を覚える人が居るかも?
内側にマガジンフォロアーを避けるための溝が必要なので、その分厚みが増したんでしょう。  


Posted by たぐちやすたか at 00:37Comments(0)KSC

2009年06月04日

KSC STI システム7 その2

今回は画像なしです。

その後、分解を進めて従来機種との比較を進めた結果、殆ど互換性無しという結論に至りました。
外装関係はトリガーとフロントサイトとグリップスクリューくらいしか共通してません。
シアー・ハンマー周辺はM945/M1911A1系の構造で、部品の互換性もありそうです。
内部部品は例の焼結製法多用で磁石にくっつく部品だらけです。
ハーフコックセフティもあります。

よくぞここまで互換性を捨てたなと感心します。
実物グリップが装着できなくなったのは勿体無いなと思いますが。

スプリング交換の件ですが、スライドとシャーシのかみ合わせがタイトな為、リコイルスプリングはノーマルのままで良さそうです。
プロテックのAXよりも強いんですけど。
ハンマースプリングは従来機種の弱いものが流用可能で、交換するとあきらかにスライドの後退の勢いが増します。

マガジンバルブはKSC共用の長い奴で、国内モデルと同じなので、カスタムバルブも効果を出すでしょう。
フローティングバルブもSYSTEM7共通なので、ファイアフライのロケットバルブあたりも試してみたいですね。

注入バルブは海外仕様ですが、国内仕様との違いはOリングが1個追加されているだけです。
海外仕様はガスが入りにくいと言われますが、実は国内仕様と比べて注入時のロスが少なくなってます。
注入完了後の吹き戻しが少ないので、注入した実感が少ないんですな。

多分つづく。  


Posted by たぐちやすたか at 00:03Comments(0)KSC