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Posted by ミリタリーブログ at

2009年06月04日

KSC STI システム7 その2

今回は画像なしです。

その後、分解を進めて従来機種との比較を進めた結果、殆ど互換性無しという結論に至りました。
外装関係はトリガーとフロントサイトとグリップスクリューくらいしか共通してません。
シアー・ハンマー周辺はM945/M1911A1系の構造で、部品の互換性もありそうです。
内部部品は例の焼結製法多用で磁石にくっつく部品だらけです。
ハーフコックセフティもあります。

よくぞここまで互換性を捨てたなと感心します。
実物グリップが装着できなくなったのは勿体無いなと思いますが。

スプリング交換の件ですが、スライドとシャーシのかみ合わせがタイトな為、リコイルスプリングはノーマルのままで良さそうです。
プロテックのAXよりも強いんですけど。
ハンマースプリングは従来機種の弱いものが流用可能で、交換するとあきらかにスライドの後退の勢いが増します。

マガジンバルブはKSC共用の長い奴で、国内モデルと同じなので、カスタムバルブも効果を出すでしょう。
フローティングバルブもSYSTEM7共通なので、ファイアフライのロケットバルブあたりも試してみたいですね。

注入バルブは海外仕様ですが、国内仕様との違いはOリングが1個追加されているだけです。
海外仕様はガスが入りにくいと言われますが、実は国内仕様と比べて注入時のロスが少なくなってます。
注入完了後の吹き戻しが少ないので、注入した実感が少ないんですな。

多分つづく。  


Posted by たぐちやすたか at 00:03Comments(0)KSC

2009年06月02日

KSC STI システム7

海外で販売されているKSC製STI4.3ナイトホークですが、なんとすでにSYSTEM7になっています。

シリンダー・ピストンはSYSTEM7共通のタイプに。
おそらくフローティングバルブも同様でしょう。
バレル周辺はよりシンプルな形状に、メンテナンスもしやすく改良されています。
バレルは樹脂製の一体成型です。


ハンマー周辺はM1911A1やM945風に。
画像には写っていませんが、可動式ダミーファイアリングピンも備えています。

その他の差異は、シャーシ・グリップともに新金型になっています。
シャーシは後加工を減らして、グリップはSTI純正で無くする事でコストダウンを図っているのでしょう。

マガジンも新造で、パーツ点数をかなり減らしてあります。
ハンマー周辺の変更にあわせて、旧来品との互換性はありません。

作動は非常に快調で、マルイ製ハイキャパ5.1と4.3の中間位のインパクトです。
海外仕様なのでリコイルスプリングとハンマースプリングがかなり強いものになっており、これを従来の国内仕様のものと交換すると、さらに快調になるでしょう。
(リコイルスプリングはプロテックのAXよりも強いです)
後日検証してみます。  


Posted by たぐちやすたか at 15:56Comments(4)KSC

2009年04月14日

初期のTMPとかSPPとか

初期型のTMPとかSPP、妙に調子が悪いって事無いです?
もしかしたらピストンカップが割れてるかもしれません。

ノーマルのピストンカップは、自己潤滑素材製のいわゆるコバカップなんですが、コレが最近のガス(152とか可燃性の何かとか)に弱いらしくて、ヒビ割れていたりします。

この状態でもまあまあ動いてたんだから根性ありますわ。

で、補修部品を調達してみたら、素材が変わってました。
マルイハイキャパ用のコバカップも同様に素材変更をしてましたね。

交換する事でブローバック動作は良くなりました。
ピストンが楕円形なのが面白いです。
古くはサンエイのブローニングハイパワー、最近だとマルイのデトニクスが変形ピストンになってます。

あと、チャンバーの具合を見てみましょう。
初期のチャンバーラバーは抜弾抵抗が恐ろしく強いので、丸めたサンドペーパーで内径を広げて緩くしてやりましょう。
ホップの突起が、チャンバーを抜けて5mm程進んだ先にあるので、ノズル延長とか試みてみたいですね。

ボルトの閉鎖不良が起きる場合、おそらくチャンバー後端とシリンダー先端のかみ合わせが上手くいってません。
ノズルと給弾フックの隙間を少々削って広げ、チャンバーラバーの下側を少し削って(面取りする様にスライスして)、すんなりかみ合う様にするといいです。
Gシリーズの形状が参考になります。

実銃の方は、スタイヤー社をリストラされてB&T社に移籍した後、最新のGUN誌の情報では、改良モデルがアメリカ市場に再上陸したとかで、なかなかしぶとい所を見せてくれます。  


Posted by たぐちやすたか at 00:05Comments(3)KSC

2008年11月06日

SP2022発売記念

SP2340/2009共通の問題点と解消法?をいくつか。

・スライドストップノッチが削れやすい。
部品の形状の問題で、あっという間にメゲます。
SP2009発売の時点で部品の形状が変更されて、ストップがかかった衝撃でノッチが変形する事はある程度解消されています。
SP2009用(現行品は共通)スライドストップレバーに交換して、レバー先端の形状にあわせてフレームに溝を掘ればアップデートできます。
押し下げ解除による変形(削れ)は各自注意の事。
M1911系でポピュラーになった、金属線の埋め込みによる対策は部品形状の為にちょっとコツが要ります。

わかりにくいですが、真鍮棒が埋まってます。

・スライド後部のレール溝に沿って亀裂が入る
原因は素材の強度、製造時の加工方法、スライド組み込み時に無理な力をかけた事など。
特に右側に亀裂が入りやすいです。
対処法は、まず亀裂の入っていない・その兆候の無い個体に出会う事、次に溝の内側に瞬間接着剤などを塗って補強する事。
接着剤の厚み分、フレーム側のレールを削るのを忘れずに。
スライドを組み込む際には、ハンマーを起こした状態でないとトリガーバーと干渉して無理な力がかかります。

・マズル部分のバレルナットがカッコ悪い
初期型の問題点で、現行品では解消されてます。
現行品用のインナーバレルと固定Oリングを取り寄せて交換しましょう。

・弾道が不安定
ホップパッキンのコンディションの悪化の他、インナーバレルの保持にガタがあり、ホップの調整を行うとガタが増えていく傾向があります。
インナーバレルの保持はバレル先端部で行われており、回転止めはアウターバレルとの勘合により行われていますが、アウター側が変形してガタが増えます。
アウターを交換するのも不毛なので、変形した分だけ瞬間接着剤などを盛ってガタを取れば良いでしょう。
昔からあまり見かけませんが、動作にあまり影響しない軽量なアルミ製のアウターバレルが存在してまして、それがあると重宝します。(おそらくZEKE製)

・動作が不安定
ノズル先端のインナーピストンの動きが悪くなっているものが多いです。
汚れやオイルの付着で動きが渋くなっている場合は洗浄、変形している場合は交換しましょう。
余談ですが、社外品のピストンユニットを組むとスライドの総重量が低下して、リコイル感が大幅に減ります。

・スライドの戻りが遅い
初期型とヘビーウェイトスライドモデルの問題で、実銃のソレを模したワッシャー状のスプリングのテンションの弱さが原因です。
現行モデル用か、社外品を組むと吉。

・組まない方がいいパーツ
KM企画のハンマーストラットは部品単体としてはすばらしいものですが、厚みを間違えているのか、組むとハンマーの動作に影響が出ます。
調整すれば何とかなりますが、かなり微妙。

・ちょっとドレスアップしてみる
部品の形状から、おそらく本来は他機種に採用されているダミーのファイアリングピンが組み込まれる予定だったと思われ、ブリーチ以降の空間に若干の余裕があります。
手元にあったアルミ製のリベット(頭径6mm、軸径3mm)を、下穴を開けて軸を切り詰めて埋め込んでやったら結構いい雰囲気です。

本当はステンレスの丸鋲がいいのですが、近所のホームセンターには売ってませんでした。
  


Posted by たぐちやすたか at 23:31Comments(0)KSC

2008年07月12日

KSC U.S.M9 (システム7)のロッキングブロック破損

自分の手持ちの本体ではまだ未確認ながら、実際に破損したものを見せてもらった所、何となく原因がわかった様な気が。

ダミーのロッキングブロックが上昇してスライド側の窪みにハマり込みますが、何らかの原因でタイミングがズレて、窪みの入り口部分の前側の角につかえてしまい、強引に角を削りながら上昇させられる事がある様です。
自分の手持ちの品はその角の部分が左右均等に削れていましたが、破損した個体は片側だけが削れて、そちら側のロッキングブロックに亀裂が入っていました。

その他に、スプリングガイド後端とロッキングブロックとの衝突も原因のひとつなのではないかとにらんでいますが、確証は無しです。

[追記]
その後、ソードカトラスの該当部分をチェックしてみましたが、最初から丸く面取りされていて、ロッキングブロックが角につかえる事が無さそうな雰囲気でした。

自説に自信が無くなってきましたよ(;^^)


[追記]
メーカーサイドではないのですがかなりインサイドな筋の情報で、最大の原因やはりロッキングブロックが引っかかる角の面取りの不足だとの事でした。
手持ちの固体は自然に削れて事なきを得ていますが、角が取れていない固体をお持ちの方はちょこっと削っておきましょう。  


Posted by たぐちやすたか at 01:24Comments(0)KSC

2008年06月16日

KSC U.S.M9 (システム7)の集弾性向上

KSC製 U.S.M9 (システム7版)の、バレルのインナーブロックの保持をタイトにすると、集弾性と初速の安定性が向上します。
タイトにする方法ですが、やっつけ仕事で、テイクダウンレバーとインナーブロックが接する面に瞬間接着剤で盛り上げを作って、ブロック全体を後方に押し付ける様にしました。
弊害として、テイクダウンレバーの戻しが固くなって、スライドの組み直しがやや面倒になります。

各部の寸法を詰めて前後・上下・左右のガタを取ればベストなのですが、アウターバレルの可動を確実にする為に左右はルーズであった方が良く、とりあえず前後・上下のガタ取りのみになります。

インナーブロック後部に突起を設けて、インナーシャーシにかみ合う様にすれば上下のガタ取りが確実になると思います。

補足
インナーバレルブロックは、スライド閉鎖時に後方からシリンダーに押されているので、実質ガタの影響は低いでしょう。
ノーマルで充分と感じたら、気にしなくてもいいかもしれません。


以上とは関係無いですが、マガジンリップが金属製のため、送弾時にBB弾に傷が付きます。
(チャンバー付近に削れカスが溜まるのでわかると思います)
素材を樹脂に変更して欲しいですね。  


Posted by たぐちやすたか at 02:27Comments(0)KSC