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Posted by ミリタリーブログ at

2010年03月31日

ハドソン マッドマックス

高校の時に(22年前だ)友人の山本君が持っていて、非常にうらやましかったハドソン製マッドマックス(エアポンプシェル版)をついにゲット。
ガスシェル版やモデルガンは入手寸前までいきつつ何となくスルーしていましたが、ジャンク扱い品に遭遇して陥落しました。

表面的には樹脂パーツが多いですが、見えない部分の金属部品の比率がかなり多く、片手で構えるにはちょっとツラい重量があります。


小傷だらけだったので、研磨スポンジでひと皮むいて、トビカのトップガードで塗装。
ウッド調部分も荒めの研磨スポンジで荒らして、インディのクリアパーカーで処理。


エアポンプ入りシェルは、耐久性が低く暴発も多かったため、発売後しばらくして絶版になったと記憶しています。
画像の様に、ヘッドスタンプの「HUDSON」の文字が左に来た状態でないと発射できません。
視覚的にわかりやすくするため目印として赤線を引いています。
シェルの底にある長方形の部品はシアで、トリガーに連動したプッシュレバーがシアを押してコックされたピストンを開放します。

エアポンプ入りシェルによる初速は0.2gBB弾一発撃ちで45~55m/s程度。
バラつきの大きさの理由は、シェル内でのBB弾のホールド位置の問題だと思います。
インナーバレルがプラ製のルーズなものなので、今時のタイトなものに交換すればもうちょっと上が狙えるかも?
スプリングがかなり強いものなので、インナー交換でアップした分をスプリング交換で弱めて、耐久性向上を狙えないかと思っています。

あまり意味は無いのですが、簡単にフィールドストリップが可能です。

メーカーのハドソン産業が廃業した事で現在は入手難ですが、金型を引き取った他のメーカーによる再生産が待たれます。

KJワークス製の全金属製コピー品が存在していますが、どの程度の実力なんでしょうかね?

おまけ
マッドマックス日本版主題歌という謎のソング。
歌うは戦闘メカ ザブングル/キン肉マン/宇宙刑事ギャバンなどでおなじみの串田アキラさんです。
幼稚園で一緒だった兼子君がなぜかEPレコード盤を持っていてよく借りて聞きました。
  


Posted by たぐちやすたか at 00:26Comments(1)撤退・廃業メーカー

2008年11月08日

カナマル チャーターアームズシリーズを少しマシにしてみる

カナマル商事が販売していたガスガンです。

当時は意外と多かった、シリンダーの回らないリボルバー型ガスガンです。
製造は現在のKTWで、設計は六人部登さんです。
本体発売直前の雑誌に製作レポートが掲載されていて、「こんな人がこんな風に作っているのか」とワクワクしました。

モデルについては、有名な精神異常犯罪者「サムの息子」が使用していた事や、他に製品化例の無い機種なので記憶に残っている人も多いと思いますが、同時に実射性能の微妙さ加減も印象に残っている事でしょう。
とにかくパワーが低く、同時期のキチンとシリンダーが回るタイプのガスガンよりも実射性能が悪いというものでした。

低パワーの原因は自主規制的ななものと思われます。
当時、中高生が校内に小型のエアガンを持ち込んで授業中に発砲、なんて事件が多々あった事から、小型の製品はローパワーにすべしという業界団体内での同意があったそうです。

さて、それで終わってはつまらないので、ちょっとイジってみます。
構造上、バルブスプリングがハンマーリバウンドスプリングを兼ねており、バルブスプリングが強めのためバルブの開放されている時間が短く、ハンマーの打撃力の割りにガスの放出量が少なくなっています。

単純にバルブスプリングを弱めるとハンマーリバウンドが行われずに、一打目でガスがすべて放出されてしまうので、あわせてハンマースプリングも弱める必要があります。
ハンマースプリングがコイルではなくキック式(ヒゲバネ)なので、曲げ角度を調整して、ハンマーのニュートラル位置でテンションがほぼゼロになる程度にします。

また、ノズルが可動式でメインの機関部との接合部に隙間があり、ガス漏れがあります。
一応Oリングが挟まってますが、ノズルの可動のために隙間が多く取ってあります。
Oリングの下に薄いシートを挟みこんでかさ上げして、気密を上げてやります。

次に、ノズル・チャンバーパッキン・インナーバレル間の気密取りを。
いずれもスカスカなので、とりあえずチャンバーとインナーバレルの接合部はシールテープを巻いて締め上げましょう。
ノズルとパッキン間の気密は、パッキン径を絞るリング状の部品を追加するか、ノズル先端部を瞬間接着剤などで太らせます。

ここまで行って、ノーマルのパワー35m/s(0.2gBB弾使用)から45m/s程度まで向上します。
ついでに固定ホップを追加して(バレル上に穴を開けてAPS2用くらげを植えます)、42m/s程度に低下。
(インナーバレル長が41mmしかないので、ホップは要らないかも)
バレルを最近のものに交換すればもうちょっと上を狙えると思います。
(その後、ホップ無しにして、インナーバレルとマズルキャップを5mm程切り詰めてマズルを奥まらせてみました。口径12mmの大迫力です。)

これで、まあそこそこのお座敷銃にはなります。

*その後のチェックで、正常な状態だとパッキンが奥に行くに従い狭まっていく様になっており、トリガーを引ききった状態=ノズルが完全に前進した状態ではそこそこ満足のいく気密が取れていました。
ダブルアクションでトリガーを完全に引ききった状態だと、後述のインナー短縮+ホップ無し状態でも初速は50m/sに達しました。
ちなみに、シングルアクションよりもダブルアクションの方がパワーが出ます。
(シングルだとダブルから-2m/s程度落ちる感じ)

現在所有しているのは「アンダーカバー」と「ブルドッグ」モデルで、他にトラッカーというバリエーションがあり、バレル長・メッキ処理のバリエーションもありました。
トラッカーはデッドストックや中古で現物を見かけ事がほとんど無いので、余裕があれば一度は手にしたいものです。
(オークションでは見逃し三振が多いです…)  


Posted by たぐちやすたか at 22:14Comments(0)撤退・廃業メーカー