2009年07月15日

MGC ハイキャパの破損補修(その2)

折れたシャーシの欠片を元の位置に再固定します。
完全に固定出来ればいいのですが、鋳型成型の亜鉛合金は溶接などが困難なうえに、破断部分の面積が1x2mm程度しかかないので、補強を入れます。

シャーシ裏側に切り込みを入れ、0.3mmのステンレス板を差し込んで接着剤で固定します。
赤いラインに切り込みが入っています。
線の引き方がマズくてわかりにくいですが、垂直方向に切り込みます。
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
深さは、シリンダーに切り込まず、シャーシの強度を落とさず、しかし浅すぎずという加減で。

そのステンレス板に欠片を貼り付けます。
0.3mm程度では左右方向への強度が不足しますが、欠片部分が前後方向に動かなければ問題ありません。


シャーシは一旦置いておいて、フレーム側の補強を。
まず、破断部分を接着します。
事例では欠けて失なわれた箇所もあったため、盛り上げの出来る接着剤で復元します。
WAVEの黒い瞬間接着剤と硬化促進スプレーを使えば30分かからずに完了します。
これだけでは強度が不足するので、シャーシと同様に0.3mmステンレス板で補強します。

フレームの赤線で示した箇所に、極薄ノコギリで切り込みを入れて、ステンレス板を差し込んで接着します。
該当部分の肉厚が1.5~2mm程度なので、歪まないように慎重に行って下さい。
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
はみ出した箇所は削り取ります。
ダイヤモンドヤスリで削るのは非常にかったるいので、電動リューターでガリガリ削りましょう。
下側にも補強を入れたいのですが、無くても大丈夫そうなの今回はスルー。

大体で、青く示した範囲にステンレス板が入っているのが理想です。
実際はこの2/3程度ですが。
MGC ハイキャパの破損補修(その2)
表面仕上げは耐久試験後にしましょう。

続く




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Posted by たぐちやすたか at 20:28│Comments(0)MGC
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